第2回チームケア学会 ~「生きる覚悟」を考える~

第2回目は、高齢者の当事者意識についてフォーカスしたテーマを設定しました。人生100歳時代を迎える中で、高齢になって生きていくということはどのようなことなのかを自覚し、当事者自身が老いていくことについて主体性を持つことが非常に重要です。つまり人生100歳時代では、自分のライフプランを考えることが求められ、自己決定と意思表示が必要であり、これが「生きる覚悟」へ繋がるのです。そうした方々に私たちがいかに覚悟を持って寄り添えるかを考えました。

開催日2017年11月23日(木)研究発表会
2017年11月24日(金)基調講演・事例発表・公開討論会
会 場1日目/クロス・ウェーブ幕張
2日目/アパホテル&リゾート東京ベイ幕張
参加人数449名

研究発表大会(69事例)

お客様にとってより良いサービスを提供するため、食事に関する取り組みや自立支援に向けた取り組みなど、多様なテーマの発表となりました。

基調講演

講師:東邦大学健康科学部看護 特任教授 

美ノ谷 新子 氏

講演テーマ:「他人の最期をみとる者の覚悟」

高齢者の「生きる覚悟」をベースに、チームケアにかかわる者にもそれぞれの覚悟が求められます。その一つが「看取る覚悟」です。高齢者の週末の現状や死に逝く人のニーズ、ケアする者が出来る事、看取りからの学びについてをご講演いただきました。

事例発表

看取りに関する事例2つを、基調講演後に発表していただきました。

①「一献啓上 ~A氏の死をみつめて~」
 特別養護老人ホーム こころの杜 井川淳次
②「最後の瞬間(とき)も私たちの想いを ~想いを形に変えるエンゼルケア~」
 介護老人保健施設 鶴舞の城 中村容賀子

公開討論会

テーマ:「生きる覚悟を考える」

<パネリスト紹介>

座長・進行美ノ谷 新子 氏東邦大学特任教授
介護福祉士村山 明子社会福祉法人 苗場福祉会
看護師内田 かつみ株式会社 テイクオフ
作業療法士松本 渉医療法人社団 水澄み会
管理栄養士福内 歩社会福祉法人 湖星会
生活相談員池村 正樹社会福祉法人 カメリア会
ケアマネジャー仲田 真理社会福祉法人 湖成会

各職種として大切にしている想いを述べ、討論しお客様の最期に対する思いを引き出し、叶えることの重要性を改めて考える機会となりました。

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