チームケア学会査読委員会 規定

組 織

  1. チームケア学会は、学術集会「チームケア学会」における応募演題抄録および投稿論文を審査するために、チームケア学会事務局の下に査読委員会を置く。
  2. 査読委員会は、委員長および副委員長を含む複数名の委員とチームケア学会理事によって構成する。

委員の任期

査読委員会委員の任期は2年間とする。任期の始期及び終期は理事会任期を基準とする。ただし再任を妨げない。

委員の退任

退任の場合は理事会にて後任の委員の任命を検討する。

委員の任命

  1. 査読委員は理事長の推薦に基づき、理事会が任命する。
  2. 委員長及び副委員長は、査読委員の中から理事長の推薦に基づき、理事会が任命する。
  3. 委員の選任に当たっては、エリア、法人、事業所および、職種、経験年数等の適切なバランスを考慮する。

査読者の選任

査読者の選任に当たっては、応募演題演者または共同演者あるいは論文執筆者との個人的関係が深い者を避けるようにしなければならない。

匿名性

抄録応募者および論文投稿者の氏名は査読委員会委員のみが知るものとし、委員任期終了後も含め、委員会の外部に氏名を明かしてはならない。

抄録の書式監査

査読委員会は応募演題抄録の分量、書式など、形式が規程に則しているかどうかを、学会事務局に確認する。

査読者の数

査読は、一つの応募演題抄録につき、複数名で行う。

査読による評価

査読者は、A、B、C、Dの4段階で抄録または論文を評価するとともに評価票を記載し、抄録内容をPICO表に記載する。記号の意味は以下の通りとする。

A:修正なしで、発表水準または投稿論文水準に達している抄録

B:一部修正をすれば、発表水準または投稿論文水準に達する抄録

C:相当の修正を施せば発表水準または投稿論文水準に達する抄録

D:相当の修正を施しても、発表水準または投稿論文水準に達しない抄録

査読の期限と提出物

  1. 査読者は、担当抄録または論文の査読を決められた期限までに査読委員会に、査読票およびPICO表を電子データにて返送しなければならない。
  2. 査読の評価がBもしくはCの場合は、査読票に修正の概略を記載して査読委員会に返送する。またDの場合においては、応募演題者または投稿論文者の参考のため、抄録または論文の問題点に関する建設的批評を査読票に記載し、PICO表とともに査読委員会に返送する。

査読による指示と批評

査読委員会は査読者による指示ならびに批評を応募演題者または投稿論文者および学会事務局に送付する。ただし査読委員会は、査読者による指示ならびに批評を抄録応募者または投稿論文者に送付するにあたり、不適切な表現を削除もしくは変更するなど、必要な変更を加えることができる。

修正抄録の査読

  1. BないしCの抄録または論文において、修正を施した抄録または論文が査読委員会に提出されたときは、査読委員会は遅滞なく初稿と同一の査読者に修正抄録を送付し、再査読を依頼する。
  2. 抄録の再査読の結果は、新たに修正と明記して査読票を記載し、査読委員会へ提出する。ただし、同一の査読者が再査読を行えない事情がある場合には、査読委員会の議を経て査読者を変更することを妨げない。また、所定の期間内に再査読結果が提出されない場合、査読委員会は別の査読者を依頼するか、もしくは自ら査読する。
  3. 最初の査読で査読者のうち少なくとも一人がDと評価した抄録または論文は、他の査読者に査読を再依頼することがある。抄録の再査読の結果は、新たに修正と明記して査読票を記載し、査読委員会へ提出する。
  4. B、C、Dにおける修正後の抄録または論文の採択の最終的な判断は、査読委員会で協議する。

査読委員会の責務

査読委員会は、理事会の求めに応じて、規定の変更、および査読方法の変更、学会の投稿基準の変更や、演題募集方法や採用方法の変更に対しての協議を行うものとする。

制定 2021年12月23日

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