第4回チームケア学会 ~人生100年を生きるためのリテラシー~

これまでは高齢者自身の生き抜く覚悟について議論してきました。それを踏まえ今回は、人生100年生きるために必要なリテラシー(知識や機器を理解し、活用できるようになること)を高めることをテーマにしました。特に生きることに最も重要な要素である「食べる」事にフォーカスして、議論いたしました。

開催日2019年9月11日(水)研究発表会
2019年9月12日(木)基調講演・公開討論会
会 場明治大学 中野キャンパス
参加人数483名

研究発表会(78事例)

参加者からは、業務改善についての発表が良かった、自施設でも取り入れられる事例が多くあったなど、たくさんの感想を頂きました。また、今回はチームケア学会として初めて参加した、社会福祉法人賛育会の方に「持ち上げない介護」についての取り組みを発表して頂きました。私たちが新たな視点を得、自法人も生かせる発表がたくさんあり貴重な経験でした。

基調講演

講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科
摂食環境制御学講師
摂食嚥下リハビリテーション学分野
教授 井上 誠 氏

講演テーマ:人生100年を生きるリテラシー~食を通じて考える~
摂食嚥下障害の現状や、医療が行うこと、今後の期待についてお話を頂きました。参加者の印象に強く残ったのは、ハッピーターンが嚥下の救世主になるというお話でした。口の中で溶けやすく、油分が含まれているため飲み込みやすく、自然に咀嚼を起こすことが可能となり「咀嚼が嚥下障害を救う」ということを、様々な事例を用いて分かりやすく、かつユーモアたっぷりにお話して頂きました。

公開討論会

テーマ:最後まで楽しく口から食べていられるために私たちに出来ること
<パネリスト紹介>

座長・進行井上 誠 氏新潟大学大学院医歯学総合研究所
摂食環境制御学講師
摂食嚥下リハビリテーション学分野
セラピスト田部 光行医療法人社団 平成会
管理栄養士木村 亜希子社会福祉法人 カメリア会
相談員柳原 真由美社会福祉法人 苗場福祉会
看護師佐々木 卓子医療法人財団 百葉の会
介護職雨宮 康平社会福祉法人 湖星会

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